立春を迎え暦の上では春となりますが、寒さはこれからが本番といったところでしょうか。今年は124年ぶりに、節分の日が2月2日、立春が2月3日になるとされています。(37年前には節分が2月4日になったこともあるようです。)あたり前のように節分は2月3日と思い込んでいましたので、貴重なこの時を覚えていたいと思っています。

 これまで、あたり前のように過ごしてきた私たちの生活も、新型コロナウイルス感染症により一変しました。園生活においても、手探りの中いろいろと見直しながら、工夫しながら保育を進めています。毎年2月に行われるLove&Peaceコンサート。今年は保護者の方にお越しいただくことも、ゲストの方をお招きすることも厳しい状況です。そのような中ですが、『最大限できることを』と知恵を出し合いながら準備を進めています。
今年もそれぞれのクラスで“Love(愛)”や“Peace(平和)”について話し合いの時が持たれました。年齢によって感じとることや表現は異なりますが、子どもたちが思っていることを伝え合い、分かち合うことができました。“Love”については『だいすき!』『ようちえん』『うれしい!たのしい!』『ずっといっしょにいる』、“Peace”については『まもるってこと おとうさん おかあさんをまもる』『へいわこうえん(へいわのばしょ)』『ようちえんにきていること』『にっこりえがおですごすこと』『せんそうがなくなること』『コロナウイルスがなくなること』などなど…ここでは伝えきれないほどたくさんのことを話してくれました。そして、「どうしたら、へいわになれる?」と尋ねると、『かみさまにおねがいしたらいい』『いえすさまのうたをうたってあげる』『けんかをしない』『みんながえがおですごしたらいい』と話してくれました。
また、世界にはいろいろな国があり、いろいろな人がいて、その生活様式もさまざまであることを分かち合いました。子どもたちは水を運んでいる子どもの写真を見て、蛇口をひねれば水が出る自分たちのあたり前の日常が、そうではない国があることを知り、自分たちのあたり前がすべての人のあたり前ではないことに気が付きました。新型コロナウイルス感染症の終息の糸口もつかめない昨今、常にマスクを着用して活動したり、先生たちお手製のついたてをしてお弁当を食べたりなど、窮屈さや不便さを感じる場面もたくさんありますが、子どもたちの笑顔は変わらずここにあります。これからも、その日常に感謝して子どもたちと共に過ごしていきたいと思います。
園長 松尾 栄理香