恵みの雨をたくさん浴びて、植物がぐんぐん生長し、また虫たちが盛んに動き出し、生命力を間近に感じる季節です。園庭では子どもたちの歓声が響き渡り、水と戯れるその表情は生き生きしています。これから、梅雨を迎えます。雨の日が続くと戸外での活動が制限されたり、蒸し暑かったり、と憂鬱になりそうですが、雨あがりの園庭では泥んこ遊びを堪能したり、明るい空を見て太陽の存在に改めて感謝したり、水の冷たさや気持ちよさを感じ、水と戯れることがより一層楽しくなったりします。太陽の光・雨・曇り空・風…など幾つもの自然と触れあえるこの季節を楽しめるよう、環境を整え子どもたちと共に過ごしていきたいと思います。

 新年度が始まり、2か月足らず経ちました。友だちや先生と日々共に生活していく中で、友だちとの関わりが楽しくなり居場所を見つけられるようになってきました。そんな中での園舎改築に伴う保育室の引っ越し。「あ~ はやくひっこしたい!」「ひっこしが たのしみ~!」という声が聞かれた時には少しホッとしました。2か月足らずとは言え、親しくなった先生や友だちと一緒の引っ越しは、心強いものがあるのかもしれません。実際に引っ越しを終えてみると、「ホールですごすの たのしいよ」「あたらしいおへや きれいだよ」「なんだがわくわくする」といった声が聞かれる一方で、「まえのへやがよかった」「あたらしいところ いやだ」という声もありました。いろいろな思いがあることは当然のことですし、感じることも人それぞれです。いろんな思いがあっていいことを知り、さまざまな気持ちをみんなで共有出来たらいいなと思います。感じることは違いが分かることでもあり、違いが分かることは、他者を知り、相手の気持ちに思いをはせ、寄り添うことができるようになっていくのだと思います。
園舎改築事業が進んで行く中で、変化することを目の当たりにする機会が増えていきます。新しい経験や発見をすることもあるでしょう。先日、モザイクタウン(複合遊具)や鉄棒が撤去されました。更地になった園庭を見て「ひろ~い」と言って、何度も友だちと走る子どもの姿がありました。サッカーを始める子ども、小石を宝物のように拾う子ども、重機のタイヤ跡を見て「チョコレートができてる!(確かに板チョコのようにも見えました)」と心を弾ませる姿もありました。子どもは、柔軟にどんな環境でも遊びを作ることができるのですね。そして、その感性は無限です!!
園長 松尾栄理香