春の訪れと共に、新しい命が芽吹くように、子どもたちも希望にあふれる時を迎えます。園庭にある“ユキヤナギ”にも若芽が芽吹き、いち早く春の訪れを知らせてくれています。“春”の語源は、諸説あるようですが、『草木の芽が張る』ことからきているそうです。この一年間、クラスの友だちや、年齢を越えて交わりを深めてきた友だちとの生活を通して、子どもたちの心もぐ~んと大きくなり、膨らんできました。
年長組のお兄さん、お姉さんたちに今までの感謝を伝える『ありがとうの会』。年長組の子どもたちは、これまで自分たちがお世話してきた小さいクラスのお友だちからもてなしを受けることに、どこか照れくさいような、くすぐったいような、嬉しいような複雑な心境のようでした。後日、この『ありがとうの会』を開いてくれたお礼にと、年長組の子どもたちから、年中、年少組のお友だちに『ありがとう』のお返しがありました。年度末を迎え、普段にも増して、『ありがとう』があふれている聖モニカ幼稚園です。そして、『ありがとうの会』が終わる頃から、就学・進級に向けた空気も加速していきます。そこには、喜びや期待だけではなく、寂しさや不安もある事でしょう。だからこそ、私たち周りの大人が、感傷的になるのではなく、友だちや先生と過ごせる毎日を喜び、安心して希望に満ちた笑顔が園全体に広がるよう楽しい日々を送りたいと思います

 熱戦が繰り広げられた冬季平昌オリンピックが閉幕しました。銅メダルや金メダルに輝いたカーリング、パシュートでは日本の団結力の強さが注目されました。銅メダルを逃したイギリスは、ミスがあった時に選手が持っていたブラシを叩きつけたということです。その瞬間、一気にイギリスチームの空気が変わったと伝えられました。また、パシュートでも勝因は選手の団結力、組織力の強さだとも言われています。いずれも、仲間を信頼し、尊重し合い、仲間と共に鍛錬したチーム力の差が勝敗を左右したように思います。子どもたちも自分とは違う個性を持った友だちと出会い、共に生活する中で、衝突することもありましたが、お互いを認め合い、助け合い、許し合って、その時その時、心を動かしながら育ち合ってきました。その経験からお互いを知り、尊重できるようにもなりました。もちろん、他者を尊重できるようになるためには、一人ひとりが“自分を信じる”“自分を大好きでいる”ことが大切です。これからも、私たち一人ひとりがかけがえのない存在として、与えられた賜物を生かしつつ、互いに認め合う、分かち合う、そんな聖モニカ幼稚園でありたいと思います。
                
一年間の神さまのお恵みに、保護者の皆様のお恵みに感謝いたします。
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