たくさんの行事がある二学期。その一つひとつを経験し、楽しかったという気持ちを味わい、達成感や満足感を積み重ねていく中で、子どもたちは仲間の存在の大切さに気づき、またいろいろなことに、興味を深めていったように感じています。そうした経験を経て、今年もクリスマスを迎えようとしています。
先日のアドヴェント参観日には、皆さまお越しくださいましてありがとうございました。お家の方と一緒に礼拝を守ることができましたこと、感謝しております。クリスマスは、イエス様のお誕生をお祝いする日として毎年やってきます。その繰り返しに意味があるとも言われています。毎年、クリスマスのお話にふれる中で、神さまはその時に適ったメッセージを与えてくださるそうです。2017年、皆さまにはどんなメッセージが届けられるのでしょうか?
 アドヴェントを迎えた聖モニカ幼稚園の保育室では、アドヴェントクランツの灯が1本、2本…と灯され、アドヴェントカレンダーの窓が一枚ずつ開かれ、ページェントの歌を歌いながらイエス様のお誕生をお祝いする喜びが日ごとに増していきます。イエス様のお誕生を身近に感じるクリブは、先生たちのお手製なのでよく見るとそれぞれの表情にユーモアがあり、どことなくほっこりします。先日、クリブをまじまじと見ていると、赤ちゃんイエスさまをくるんでいる白い布が黄ばみ、宝物も変色し、何とも味のある風合いのクリブになっていました。10年という年月、毎年たくさんの子どもたちに見守られて、たくさんの子どもたちと一緒に、ここでクリスマスを過ごしたんだな~としみじみ感じました。子どもたちはそのクリブをドールハウスのようにして遊ぶこともあります。友だちとごっこ遊びのようにして楽しむ姿もありますが、一人でひっそりと向き合って静かに語りかけながら、クリブの人形とお話をしている姿も多くみられます。そこには子どもの世界があり、その空間を大切にしてもらいたいという願いから、遠くから見守るだけにしているので残念ながらどんなお話をしているのか、詳しくは聞き取れません。きっと子どもたちは、クリスマスの物語に思いをはせ、幸せな時間を過ごしているのだと信じています。子どもたちが降園した後のクリブは、朝の姿とは違い、いろいろな表情を見せてくれています。それを見るのも、この時期の楽しみの一つでもあります。

園長 松尾栄理香