暑さの厳しい中、2学期が始まりました。「今年はこれまでになく猛暑の夏となります。」と言われていた予報通りの、いやそれ以上の暑さでした。9月も残暑は続くとされていますので、秋を感じるのはまだ先のことと思いますが、聖モニカ幼稚園の園庭には、たくさんのトンボが遊びに来てくれるようになりました。「あつい・暑い・熱い」と言いながらも、季節は変わっているのですね。子どもたちは、その小さな来園者を大歓迎!!目をキラキラ輝かせて、「トンボだ~」と心を弾ませたり、捕まえようと虫捕り網を手にして、園庭を走り回ったりしています。

先日、それぞれのお部屋に新しいお友だちが仲間入りしました。スズムシおじさんこと、松本さんが今年もスズムシをプレゼントしてくださったのです。スズムシおじさんとの出会いは7年前になります。毎年、たくさんのスズムシをいただいていますが、昨年は、初めて幼稚園で孵化することに成功し、松本さんからのプレゼントは1年お休みしました。松本さんに、孵化したことを報告したところ、とても喜んでくださいました。松本さんはおっしゃいます。「スズムシは、我が子のように、孫のようにかわいい」と。その松本さんが、スズムシの生態や飼育の仕方などを、直接子どもたちに丁寧にお話しくださいました。その様子からも、松本さんのスズムシに対する深い愛情を感じることが出来ました。そして、毎回、子どもたちに伝えられることがあります。「ぞうさんのように大きい命も、スズムシのように小さい命も、みなさんの命もみんな同じ命です。大事にしてやってくださいね。」何度聞いても、この言葉が心に残ります。きっと、子どもたちの心にも届いていることでしょう。松本さんから、託された命を子どもたちと一緒に大切に育んでいきたいと思います。
秋は、春とはまた違った虫たちが、子どもたちのお友だちです。身近な生き物に触れる中で、命の大切さを感じながら季節は夏から秋に移り変わろうとしています。
                                                                         園長 松尾 栄理香